県立大元准教授 アルバイトの給料を架空請求
RKK熊本放送 2019/12/24(火) 20:05配信
熊本県立大学は、准教授だった女性が、勤務実態のないアルバイト学生の給料を、大学に請求していたことを明らかにしました。
架空請求したのは、熊本県立大学総合管理学部に在籍していた女性准教授(57)です。大学によりますと、准教授は熊本地震の被災者ケアについて、国の機関と契約し研究していました。
この研究に関して、自らの研究室の元大学院生が働いたように装い、大学に約2万5000円を請求したということです。
実際に働いた別の大学院生が、アルバイト代を准教授に回収されたことを不審に思い、大学に相談したことで、不正が明らかになりました。
大学は研究のための勉学と、労働の境目があいまいだったとみていて、今後は、契約書を大学が学生に渡すようにするなど、手続きを見直すとしています。
なお、准教授は今年3月に任期を終え、退任しています。