下着の色、靴下の指定…「不合理な校則見直しを」 浜松市教委が生徒指導研修会
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 2020/1/25(土) 7:53配信
浜松市の市民グループが行った市立中の校則などの調査で「下着の色は白」「指定された色の靴下を履く」といった不合理な規定が多くみられたことを受け、同市教育委員会は24日、市立小中学校146校の指導担当教諭を集めて市内で開いた生徒指導研修会で、校則などの積極的な見直しを促した。
野秋愛美指導課長は集団生活の場に校則や生徒心得など一定のルールの必要性は認めた上で、「それが人権を侵害するものであってはならない。社会の変化に対応できるものに見直していく必要がある」と呼び掛けた。
校則などについて「教員が理由を説明できないものは見直すべき」という前提で、教員は5、6人のグループで意見交換した。靴下の色や髪形などについて多くの意見が出た。「『中学生らしさ』『清潔さ』といった表記にとどめ、後は生徒に考えさせるべきだ」といった声も上がった。
生活ルールをテーマに講話した常葉大教育学部の太田正義准教授は「人権の視点が欠け、古いまま残っているルールは変える必要がある」と訴えた。
市教委は見直すべき校則などについて、各校が児童生徒や保護者にアンケートなどを実施し、学校の判断で行わせる方針。野秋課長は「当たり前と思っていたルールも見直す必要があるという機運を感じた」と話した。
校則調査は同市のトランスジェンダー(性別越境者)当事者らでつくる浜松TG研究会が実施。市立中学全48校の制服や頭髪、靴下、下着などの規則を調べて昨年12月に発表し、改善を求めた。