中3自殺 近く和解成立へ 広島県府中町議会が2878万円和解案可決

中3自殺 近く和解成立へ 広島県府中町議会が2878万円和解案可決
中国新聞デジタル 2020/3/16(月) 15:53配信

広島県府中町の府中緑ケ丘中3年男子生徒=当時(15)=が2015年12月に自殺したのは、学校側が誤った記録に基づき進路指導したことが原因だとして、遺族が同校を運営する町に約6700万円の損害賠償を求めた訴訟で、府中町議会は16日、和解金約2800万円を支払う和解案を可決した。25日に広島地裁で和解が成立する見通し。

 和解案の和解条項では、同校の進路指導での重大な過ちが生徒の自殺につながったことを町が認めることや、和解金として町が遺族に2878万円を支払うことなど6項目を明記している。この日の本会議で、全会一致で可決した。

 訴状などによると、男子生徒は公立高を第1志望、私立高を第2志望にした上で私立高の専願受験に向けた準備を進めていた。しかし、15年11、12月にあった担任教諭との5回の面談で、1年生の時に万引したという誤った資料に基づき、私立高の専願は認められないと言い渡された。生徒は同12月8日にあった三者懇談会を欠席し、同日、自宅で自殺した。

 町教委が設置した第三者委員会は16年、学校推薦の基準変更で男子生徒が志望校を受験できなくなったことが自殺のきっかけだったとする報告書をまとめた。町によると、示談はまとまらず遺族が18年に提訴。19年5月から、和解に向けて協議していた。

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