保育士一斉退職の保育施設運営会社 保育士が「不正の疑い」を告発

保育士一斉退職の保育施設運営会社 保育士が「不正の疑い」を告発
テレビ新広島 2020/3/23(月) 19:50配信

真相の解明が待たれます。広島市の企業が運営する3つの保育所で、保育士が今月末で一斉退職する問題をめぐり、退職する保育士がTSSの取材に対し、会社側が補助金を不正受給している疑いがあると訴えました。

【保育士】
「献立もころころ変わります。それしか来ないんで食べさせるしかいない」
「おさかなを食べた後に、みるみる(子供の)顔が真っ赤になりましてびっくりして…」
「もしアレルギーの物質があったりその子に合わないものがあったらと思うと怖いんです、と思いながらたべさせています」
この問題は、広島市や府中町で3つの保育所を運営する『ニックストゥモローランド』で、職員20人のうち18人が、安全・安心な保育体制が守られていないことを理由に、今月末で一斉退職するものです。
退職する保育士は「ずさんな」管理体制を訴えます。
【保育士】
「営業に行かされていた。園児が少ないと営業に行くよう指示され営業計画を作って、チラシを配布して」
「介護に出されたこともあります」
さらに、広島市の認可外保育所では、補助金の不正受給の疑いもあるのではと指摘します。
「事務員がいないんです。入園の時に保護者に渡すパンフレットには書いていたんですが、いません。私達がやって保育に支障が出ていた補助金がでる」
「事務員がいることで補助金がでるびっくりしました」
「(Q:最初からいなかった?)いません。来たこともない。誰が登録されているかもしらない」
これについて、保育所を運営する会社の社長は…
【ニックス・西川吉三社長】
「(事務員は)いました。ひとつは園の中にいた。(介護の仕事は)3年前ぐらい1ヵ月程度。ぼくの力不足。今から動いていく」
また、内閣府から委託を受けて管轄する「児童育成協会」は今月13日に立ち入り調査し現在も調査を続けているとしています。

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