高校教諭が校内で飲酒運転 自損事故起こし「ショックで…」 新潟
毎日新聞 2020/3/28(土) 14:18配信
新潟県教育委員会は27日、勤務時間中に校内で飲酒運転したなどとして、下越地方の高校の40代男性教諭を減給3カ月(10分の1)、同校の50代男性校長を同2カ月(同)の懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、教諭は2019年7月、自家用車で学校に向かう途中にガードレールに衝突。車が損傷したことにショックを受け、放課後、校内に駐車していた車の中で飲酒した。その後、動作確認をするため駐車場内で飲酒運転した。
校長は教頭から飲酒運転の報告を受けた後、すぐに県教委に報告せず、教諭に年休を取らせるよう教頭に命じ、教諭は年休を取った。県教委はこの教頭も文書訓戒にした。
新潟市も27日、環境部の職員3人を停職などの懲戒処分にした。
50代男性職員は19年11月〜20年2月にかけ、職場で使用する暖房用の灯油の18リットルポリタンク三つを自宅に持ち帰ったとして停職1カ月にした。匿名のメールが寄せられ、灯油置き場の防犯カメラを確認して発覚、持ち帰っていたことを認めた。上司の課長補佐級男性職員も管理監督責任を問い、戒告とした。市は近く県警に被害届を出す方針。
別の50代男性係長級職員は、19年末に理由なく欠勤を繰り返したとして戒告とした。
同部は「公物の管理徹底と、職員のコンプライアンスを呼びかけ、再発防止を図る」としている。【井口彩、北村秀徳】