男子生徒が自殺のバレー部顧問 不起訴処分/岩手

男子生徒が自殺のバレー部顧問 不起訴処分/岩手
IBC岩手放送 2020/4/9(木) 19:04配信

 おととし7月、岩手県立不来方高校のバレーボール部に所属する男子生徒が自殺した問題で、暴行の疑いで書類送検された当時の顧問の男性教諭を盛岡地方検察庁は9日、不起訴処分としました。

 不起訴処分となったのは県立不来方高校でバレーボール部の顧問を務めていた男性教諭です。おととし7月、不来方高校のバレーボール部に所属していた高校3年生の新谷翼さん(当時17歳)が自殺し、遺族はバレーボール部の顧問を務めていた男性教諭が新谷さんの顔面や身体に複数回バレーボールを投げつけたとして、暴行の疑いで紫波警察署に刑事告訴していました。

 男性教諭は去年3月、書類送検され、盛岡地検は9日、「諸般の事情を考慮した」として不起訴処分としました。新谷さんの遺族は弁護士を通じて「不起訴となり残念。男性教諭の虚偽答弁と当事者意識が欠落していることについては許すべきではないと考えています」とのコメントを発表しています。

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この記事だけでは全体像が見えません。

時系列で整理しますと。

2008年、岩手県立盛岡第一高のバレーボール部顧問が男子部員に暴言や暴力行為を行ったとして、元部員と両親が県と教諭に約200万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

2017年、盛岡地裁は教諭の一部の指導を不法行為と認め、県に慰謝料など20万円の支払いを命じた。

遺族「指導が原因」学校「落ち度ない」 岩手の高校生自殺
岩手日報 2018/9/6(木) 10:13配信
訴訟の最中、この教師は何食わぬ顔で不来方高校に転属し、そこでも生徒に対して暴言を繰り返します。
そして2018年7月、暴言に耐え兼ね、バレーボール部の男子生徒が自殺します。

不来方高校で生徒が亡くなっても、この教師は部活の指導を行ってました。

前任校の生徒から告訴され仙台高裁で係争中の男性教諭に部活動の指導を続けさせた県教委について、亡くなった生徒の父親は刑事告訴を検討開始します。

岩手県立盛岡第一高の元生徒と両親が起こした裁判で、仙台高裁は県に20万円の支払いを命じた1審盛岡地裁判決を変更、40万円の支払いを命じました。

裁判の結果が出てやっと「減給1か月」の処分です。

裁判と減給1か月は、盛岡第一高時代についての判決で、こちらの書類送検は不来方高校で生徒を自殺まで追い込んだ暴行についてです。

第三者委員会の調査がやっと終了。結果が待たれます。

ですが、の結果、信じがたいことに今回不起訴処分となりました。

部活動の責任者って、何ですかね?
責任者って何の責任があるんですか?
暴言や暴行で裁判中の人間に生徒の指導をさせた責任は誰にあるんですか?
教師っていうのは人様の子供を預かって社会に通用するように一人前に育てて、それでお金もらう仕事じゃないんですか?
どれだけ生徒を壊してきたかが勲章になるとでも思っているのですか?

しかし未だにが報じられないのな。

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