サピックスのテストを無断コピー、ネット販売した中国籍の英語講師の女と日本人の夫

サピックスのテストを無断コピー、ネット販売した中国籍の英語講師の女と日本人の夫
読売新聞オンライン 2020/6/11(木) 15:17配信

 大手進学塾「サピックス小学部」のテスト問題と解答を無断でコピーして販売したとして、警視庁原宿署は11日、いずれも東京都国立市に住む英語講師の中国籍の女(51)と、日本人の会社員の夫(63)の2人を著作権法違反容疑で東京地検に書類送検した。

 発表によると、2人は昨年1〜2月、同塾が小学生向けに作成した2種類のテスト問題と解答を無断でコピーし、インターネットオークションを通じて目黒区の男性に計6800円で販売して同塾運営会社の著作権を侵害した疑い。

 調べに対して2人はいずれも容疑を認め、女は「約7年前からやっていた。利益は生活費などに充てた」と供述している。

 警視庁は2人がネットオークションで入手した問題や解答をコピーして販売する行為を繰り返し、多いときで月40〜50万円を売り上げたとみている。17年に運営会社から注意されて一度は販売行為をやめたが、その後、再開したという。

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サピックス試験問題を複製販売 著作権侵害容疑で書類送検 警視庁
時事通信 2020/6/11(木) 11:12配信

 日本入試センター(東京都渋谷区)が経営する学習塾「サピックス」のテスト問題を無断で複製し販売したとして、警視庁原宿署は11日、著作権法違反容疑で、国立市に住む中国籍で英語講師の女(51)と日本人の夫(63)を書類送検した。

 いずれも容疑を認めているという。

 送検容疑は2019年1〜2月、インターネットオークションで入手したサピックスの組分けテスト問題などを無断で複製。目黒区の男性に計6800円で販売して、同社の著作権を侵害した疑い。

 捜査関係者によると、2人は約7年間にわたり、サピックスの実力テストなどを複製し、希望者に販売していた。月平均で20万〜30万円の収入があったとみられ、18年11月〜19年2月には計約240万円を売り上げた。

 2人の子供が中学生の時に通っていた塾の教本が卒業後に高値で売れたため、テストを複製して販売するようになったという。収入は生活費や子供の学費に充てていた。

 2人は18年2月、同社から注意を受けてテストの複製と販売を一時やめたが、その後再開。19年8月、同社が原宿署に相談していた。 

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学習塾SAPIXのテストを転売容疑 夫婦を書類送検
朝日新聞デジタル 2020/6/11(木) 18:57配信

 大手学習塾「SAPIX(サピックス)」の小学生向けテストを販売したとして、警視庁は11日、東京都国立市の派遣社員の女(51)と夫の会社員(63)を著作権法違反の疑いで書類送検し、発表した。

 夫婦は進学実績のよい塾のテストに絞り、ネットオークションで入手してはコピーして転売することを繰り返していたという。2万円で手に入れたものが7万円で売れたこともあり、2018年11月からの5カ月間で約250点、240万円を売り上げたという。

 原宿署によると、夫婦は昨年1、2月の2回、新小学5年生向けに作成された国語、算数、社会、理科4教科のテストを、東京都目黒区の男性にネットオークションで計6800円で売り、SAPIXの著作権を侵害した疑いがある。調べに対し、「7年前ぐらいからやっていた。小学生だった子どもが通っていた大手塾の教材がネットで高値で売れ、いい副収入になると思った」と供述しているという。

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