「大川小の慰霊碑を破壊します」…文書を市に郵送した男、威力業務妨害罪で追起訴

「大川小の慰霊碑を破壊します」…文書を市に郵送した男、威力業務妨害罪で追起訴
読売新聞オンライン 2020/7/13(月) 19:01配信

 東日本大震災の津波で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の慰霊碑を破壊するとの文書を同市役所に送ったとして、仙台地検は、高知県南国市立小臨時講師の男(42)(脅迫罪で起訴)を威力業務妨害罪で仙台地裁に追起訴した。9日付。

 起訴状によると、男は2月20日頃、「大川小の慰霊碑を車突っ込ませて破壊します」などと書いた文書を石巻市役所に郵送し、市教育委員会の業務を妨害したとされる。

 男は大川小児童の遺族3人の名前を挙げて「殺す」などと書いた文書をポストに投函(とうかん)し、遺族を脅迫したとして逮捕、起訴されている。

東日本大震災で犠牲となった石巻市の大川小学校の児童遺族を脅迫した罪で起訴された男が、石巻市に「慰霊碑を破壊する」などと書いた文書を送り業務を妨害した疑いで6月29日、再逮捕されました。

再逮捕されたのは、高知県香南市に住む小学校の非常勤講師・近森公和容疑者(42)です。
警察によりますと、近森容疑者は今年2月22日ごろ石巻市役所に「大川小の慰霊碑を車突っ込ませて破壊します」などと書いた文書を郵送し、業務を妨害した疑いがもたれています。

調べに対し近森容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。近森容疑者は6月26日、大川小の児童の遺族3人に対し殺害を予告する文書を送った脅迫罪で起訴されています。大川小では教員も津波で亡くなっていて、近森容疑者は「教員遺族に非難が向けられている」と話し遺族対応への不満を口にしているということです。

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