文科相「わいせつ教員は教壇に戻さない」…職業選択の自由が課題に
読売新聞オンライン 2020/9/29(火) 13:51配信
教員による児童生徒らへのわいせつ行為が増えている問題で、萩生田文部科学相は29日の閣議後記者会見で「わいせつ教員は教壇に戻さない方向を目指して法改正していきたい」と述べた。一方で、職業選択の自由が課題になると指摘し、「(教育委員会など)採用権者の判断と責任において採用できる選択肢も残すことを考えている」とした。
この問題を巡っては、被害を受けた子供を持つ保護者らでつくる団体が28日、わいせつ行為で懲戒免職とされた場合、教員免許を再交付しないことを求める陳情書を文科省に提出。同省は教員免許法を改正し、再取得までの期間を延ばす方向で検討している。