中学生が「いじめ」訴え 第三者委が生徒と父親に聞き取り いちき串木野市
MBC南日本放送 2020/9/29(火) 12:06配信
鹿児島県いちき串木野市の中学校に通っていた男子生徒が、いじめを受けたと訴えている問題で、第三者委員会が28日、男子生徒本人と父親に初めて聞き取り調査を行いました。
この問題は、いちき串木野市の中学校に通っていた男子生徒が2018年6月から1年間、複数の生徒から日常的な暴言や暴行のいじめを受けたと訴えているものです。市の教育委員会が「双方が手を出した生徒間トラブルだった」と主張するのに対し、父親は第三者委員会による調査を申し立て、これまで3回の会合が開かれています。
4回目の28日は、いじめを受けたと訴える男子生徒本人と父親に、初めて当時の状況についての聞き取り調査が行われ、聞き取りは6時間に及びました。
(男子生徒の父親)「中学校・教育委員会・加害生徒の報告に、事実とかけ離れた矛盾点があった。主張したいことはしっかり主張した」
(いじめ調査委員会 山口大観委員長)「事実関係が錯綜している。その中で事実をひとつひとつ確認し、精査したい」
第三者委員会は来月中に、男子生徒と同じ学年の生徒全員にアンケートを行うほか、今後、関係する生徒や教員への聞き取り調査も非公開で行うことにしています。