麻薬密輸の元高校非常勤講師に有罪判決 (静岡県)

麻薬密輸の元高校非常勤講師に有罪判決 (静岡県)
静岡放送(SBS) 2020/10/28(水) 17:23配信

 合成麻薬を密輸入した罪に問われた私立高校の元・非常勤講師の男に対し、静岡地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 麻薬取締法違反などの罪で判決を受けたのは、静岡英和女学院高校の元・非常勤講師(27)です。判決によりますと被告は2020年3月、通称LSDと呼ばれる合成麻薬約1.8グラムを航空便でオランダから密輸入しました。10月28日の裁判で静岡地裁の伊東顕裁判長は、「持病の影響による仕事への不安から現実逃避をしようという安易な動機で違法薬物を密輸したことは厳しい非難に値する」などと指摘しました。一方で、被告が反省の態度を示し、前科がないことなどから懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

 航空郵便で合成麻薬LSDを密輸したとして静岡南署と県警薬物銃器対策課に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された元私立高校非常勤講師(27)=静岡市駿河区池田=が、秘匿性の高いインターネット空間「ダーク(闇)ウェブ」でLSDを購入する際、暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン」を使って取引していたことが19日、関係者への取材で分かった。
 関係者によると、容疑者が利用していたとみられるダークウェブのLSD密売サイトは、代金の支払いが匿名性の高い仮想通貨に限定されていた。容疑者は以前からビットコインを保有していて、取引の際に活用したとみられる。
 容疑者は氏名不詳者と共謀して3月下旬、国際航空郵便を使い、オランダからLSDを染み込ませた紙片112片を密輸入したとして、今月2日に逮捕された。
 名古屋税関清水税関支署は19日、関税法違反容疑で容疑者を静岡地検に告発し、密輸入されたLSD紙片を公開した。紙片シートの大きさは縦約5センチ、横約13センチ。ミシン目に沿って切ると、1センチ弱四方の112片に分けることができる。シートは折った紙の間に挟み、封筒に入れて郵送されたという。

 航空郵便を使って合成麻薬LSDを密輸したとして、静岡南署と県警薬物銃器対策課に麻薬取締法違反の疑いで逮捕された元私立高校非常勤講師の男(27)=静岡市駿河区池田=が、秘匿性の高いインターネット空間「ダーク(闇)ウェブ」を利用してLSDを購入したとみられることが、18日までの関係者への取材で分かった。同署などは男が身元の特定につながらないようダークウェブを利用したとみて調べを進める。
 男は氏名不詳者と共謀して3月下旬、国際航空郵便を使い、オランダからLSDを染み込ませた紙片112片を密輸入したとして、今月2日に逮捕された。関係者によると、男宅のパソコンを調べたところ、ダークウェブを利用したとみられる形跡が確認されたという。自身で使用するために購入したとみられる。
 ダークウェブは一般的な検索エンジンでは見つからないサイトで、発信者の特定も困難とされる。近年、急速に拡大している上、違法薬物の売買や特殊詐欺の受け子・出し子の募集に使われるなど、犯罪の温床になっているとして捜査当局が警戒を強めている。
 男は今春、静岡市内の私立高に採用された。逮捕後に退職願を出し、受理されたという。事件は名古屋税関清水税関支署からの通報で発覚した。

静岡市の高校につとめる非常勤講師の男が、航空便で麻薬をオランダから密輸したとして逮捕されました。
100回分以上の量にあたるということです。
逮捕されたのは静岡英和女学院高校の非常勤講師・矢田冬馬容疑者(27)で3月下旬 航空郵便を使ってオランダから通称・LSDと呼ばれる麻薬を含んだ紙を密輸した疑いです。
LSDは幻覚などをもたらす麻薬で、警察によりますと、密輸された量はおよそ100回分 末端価格で44万円に相当するということです。
税関で発見後に捜査が進められ、警察は矢田容疑者が容疑を認めているかどうかは明らかにしていません。
矢田容疑者は4月からオンラインで情報の授業を担当していて。学校は「事実確認をして厳正に対応します」としています。

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