島大病院の病院長が陳謝 入院患者に薬物投与しわいせつ行為 元医師の逮捕受け(島根・出雲)
TSKさんいん中央テレビ 2020/10/30(金) 19:55配信
島根大学医学部附属病院に勤務していた元医師の男が、入院患者に薬物を投与してわいせつな行為をした疑いで再逮捕された事件、病院への独自取材で男は当直中に点滴などに使われる鎮静剤を使ったとみられることが新たにわかりました。
島大附属病院の井川幹夫病院長はこれまで公の場での説明をしていませんでしたが、きょう初めてTSKの取材に応じ、病院側の不備を認め陳謝しました。
(島根大学医学部附属病院 井川幹夫病院長)
「きわめて残念。ちゃんと管理ができてなかったといえばその通り。病院職員に対しての管理が不十分だった。」
島大附属病院に勤務していた元医師、梅本洵朗被告は去年2月、入院患者の女性に薬物を投与し、昏睡状態にさせ下半身などを触った準強制わいせつの疑いで今週、再逮捕されました。
病院によると梅本被告は当直中の夜9時頃、点滴などに使われる鎮静剤を使ったとみられるということです。
薬物の入手経路はわかっていません。
病院内で勤務医が起こしたわいせつ事件だけに。
(松尾記者)
「今後、病院による職員や薬剤の管理徹底、その実効性が求められます。」
こうした中、病院はきょう医師や職員などを対象に医療倫理を考える研修を開き、再発防止に努めるとしています。
(島根大学医学部附属病院 井川幹夫病院長)
「二度とこういった不祥事を起こさない体制をみんなで構築していこうときょう認識が生まれたのでは。」
入院中の女性患者に薬物を投与して、わいせつな行為をしたとして島根県警出雲署は27日、島根大医学部付属病院の勤務医だった梅本洵朗(じゅんろう)容疑者(29)(島根県出雲市)を準強制わいせつ容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
発表によると、梅本容疑者は昨年2月7日夜、勤務していた同付属病院で、県内在住の20歳代の女性患者に薬物を投与して昏睡(こんすい)状態にし、下半身を触った疑い。
巡回中の看護師が女性の異変に気づき、病院が翌8日、県警に連絡。梅本容疑者は女性の主治医ではなく、面識もなかったという。
同署などによると、梅本容疑者は付属病院で勤めた後、今年4月から県立病院で勤務。付属病院に勤務していた昨年12月、別の女性宅に侵入し、下着を盗んだとして窃盗容疑などで今月7日に逮捕され、県立病院を辞職していた。
付属病院の井川幹夫病院長は「心よりおわび申し上げる。綱紀粛正に努め、信頼回復に取り組みたい」とコメントした。
鍵盗み同僚のショーツ窃盗疑い 29歳の医師逮捕
日刊スポーツ 2020年10月7日12時31分
島根県警出雲署は7日、同僚だった女性医師の自宅から下着を盗んだとして、窃盗と住居侵入の疑いで県立中央病院の医師梅本洵朗容疑者(29=同県出雲市)を逮捕した。「事件のことは知っているが私はやっていない」と否認している。
逮捕容疑は昨年12月27日午前7時55分ごろ〜8時40分ごろ、当時勤務していた出雲市内の病院で、30代女性医師の自宅の鍵(時価500円相当)を盗み、同午前8時55分ごろ〜9時10分ごろ、部屋に侵入してショーツ1枚(時価500円相当)を盗んだ疑い。
同署や県立中央病院によると、梅本容疑者は今年4月から同病院の呼吸器科で勤務している。(共同)