教員の不祥事相次ぐ香川県 SNS利用の注意呼びかけ【香川】

教員の不祥事相次ぐ香川県 SNS利用の注意呼びかけ【香川】
OHK岡山放送 2020/11/24(火) 19:15配信

香川県で教員の不祥事が相次いでいることを受け、県教育委員会は緊急の校長会を開き、不祥事の一因となっている教員のSNSの利用について注意を呼びかけました。

(香川県教委 工代祐司教育長)
「これまで機会あるごとに不祥事防止について注意喚起を行ってきたにもかかわらず、このような事態を招いたことは誠に残念」

校長会には県内の公立の小中学校の校長、約220人が参加しました。

香川県では2020年度、女子中学生に対するわいせつ行為で中学校の教員2人が懲戒免職となったほか、未成年の女性への性的暴行などで教員3人が逮捕されています。

校長会では、本来、禁止されている教員と生徒とのSNSを通じた個人的なやり取りが不祥事の一因になっているとして、教員のSNSの利用状況の把握や生徒との個人的なやり取りの禁止を各学校で徹底することを確認しました。

県教委は県立高校の校長にも同じ内容の通達をするということです。

最近の香川県の不祥事

香川県内の私立高校に勤務する教諭の男が、わいせつ目的で元教え子の17歳の少女を自家用車でホテルに連れていったとしてわいせつ目的誘拐の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは香川県内の私立高校の教諭でさぬき市長尾西に住む筒井晋一朗容疑者(38)です。警察の調べによりますと筒井容疑者は11日午後11時頃、東かがわ市内の路上で元教え子の17歳の少女にわいせつ目的で声をかけ、自家用車に乗せてさぬき市内のホテルに連れていった疑いです。少女は、ホテルに着いた際に隙を見て逃げ出しその後、被害届を出していました。警察の取り調べに対し筒井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

香川県内の公立中学校に勤める28歳の教諭の男が元教え子の17歳の少女に淫らな行為をしたとして11月10日、香川県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは香川県内の公立中学校の教諭で丸亀市柞原町に住む藤村亮太容疑者です。
警察の調べによりますと藤村容疑者は2020年4月中旬頃、元教え子の17歳の少女が18歳未満と知りながら自宅で淫らな行為をした疑いです。少女が10月21日、警察に被害届を出し犯行が発覚しました。
警察の取り調べに対して藤村容疑者は「そのような行為をしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
藤村容疑者と少女は少女が中学校の時の教諭と教え子で、2019年から連絡を取り始め複数回、淫らな行為をしたということで、警察がいきさつなどを調べています。

酒気帯び運転で事故を起こしたとして、香川県小豆郡内の公立小学校に勤務する23歳の男性教諭が停職9カ月の懲戒処分を受けました。
香川県教育委員会によりますと男性教諭は2020年7月、高松市内で酒気帯び状態でバイクを運転し、信号待ちの車に追突しました。
男性教諭は、事故の直前まで約4時間、飲食店で生ビール中ジョッキ2杯日本酒2合などを飲んだということです。男性教諭は10月22日付けで依願退職しました。

10代の女性をホテルに無理やり連れ込み、暴行などをしたとして、香川県の高校の男性教師が逮捕された。
逮捕されたのは、香川県立善通寺第一高校の教師・亀井勇樹容疑者(35)。
亀井容疑者は9月12日夜、10代の女性を食事に誘ったあと、自分の車に乗せ、岡山・倉敷市内のホテルに無理やり連れ込み、部屋の中で女性の足を蹴って押し倒したり、顔を殴ったりしたうえ、暴行を加えた疑いが持たれている。
警察の調べに対して、亀井容疑者は、「殴ったりけったりはしていません」と容疑を一部否認しているという。
また、亀井容疑者は、2020年7月に元交際相手の10代の女子大生を脅迫した疑いでも逮捕されている。

 岡山県に住む元交際相手の女子大学生を脅迫したとして、香川県の高校教諭の男が22日、逮捕されました。
 脅迫の疑いで逮捕されたのは、香川県宇多津町の県立高校教諭、亀井勇樹容疑者(35)です。
 警察によりますと亀井容疑者は22日未明、無料通信アプリ「LINE」で元交際相手の女子大学生(18)に「返信がなかったら家を燃やす」などのメッセージを送信した疑いです。
 駆け付けた警察官が、女子大学生の自宅の前に立っていた亀井容疑者を逮捕しました。
 亀井容疑者は今年5月ごろまで女子大学生と交際していたということです。
 警察の調べに対して亀井容疑者は「脅し言葉を送ったことに間違いありません」と容疑を認めています。

 勤務先の中学校の女子生徒にみだらな行為をして、その様子を撮影するなどした高松市の元教員の男に高松地裁は
懲役1年8カ月の実刑判決を言い渡しました。
 児童福祉法違反などの罪で判決を受けたのは、高松市の中学校の元教員、柴田恒被告(52)です。
 判決によりますと、柴田被告は教員の立場を利用して、2019年2月と今年2月、勤務先の中学校や高松市のホテルで
女子生徒にみだらな行為をしてその様子を撮影するなどしました。
 判決公判で、高松地裁の高橋貞幹裁判官は、「教員という立場にありながら被害者に長期間にわたり継続的に影響を与え、健全な育成を大きく阻害した」として、懲役3年の求刑に対して懲役1年8カ月の実刑判決を言い渡しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする