教員免許失効の官報不掲載、文科相「誠に遺憾だ」…わいせつ行為で生徒自殺
読売新聞オンライン 2020/12/4(金) 12:04配信
2013年に沖縄県で当時中学3年だった女子生徒が教員からわいせつ行為を受け、その1年後に自殺した問題について、萩生田文部科学相は4日の閣議後記者会見で、「一人の生徒が命を絶ったことは大変残念なことで、ご冥福(めいふく)をお祈りしたい」と述べ、法改正を含めた対策強化に向けて検討を進めていることを改めて強調した。
同教員を巡っては、県教委は14年にわいせつ行為で懲戒免職としたが、免許の失効情報を官報に掲載していなかった。萩生田文科相は「手続きを行っていなかったことは誠に遺憾だ」と述べた。文科省は官報情報を確認できる検索ツールを教委などに提供しており、今回の問題を受け、徹底を求める通知を出している。