セクハラ教諭事件 説明会の音声を独自入手
KYT鹿児島読売テレビ 2020/12/8(火) 20:02配信
指宿市の男性教諭が同僚の女性にセクハラを行いケガをさせた事件。男性教諭が働いていた小学校は先週、緊急の保護者説明会を開き、保護者への説明が遅れたことについて「学校としての信頼を揺るがせてしまったことについて、全責任は校長である私にあるので、心からお詫び申し上げたい」と謝罪した。
この事件は指宿市の小学校で働いていた男性教諭(36)が、同僚の女性教諭(20代)にケガをさせたとして、傷害の疑いで書類送検されたもの。小学校は先週緊急の保護者説明会を開いた。被害が発覚したのは2020年9月下旬…。発覚から2か月経ってからの説明に保護者は学校への不信感をあらわにした。「なぜ学校がいま説明会を開くのか、遅いのではないか。非常に不信感を持っている。なぜすぐに保護者説明会を開かなかったのか、今後どうしていくのか」と保護者が問うと、校長は「県の教育委員会の処分がおりたばかり。こうだよというのが言えなかった。私の立場で私が決められないので、言えないのが実際のところあった」と話した。また校長は個人情報、人権に配慮して遅くなってしまったとも話した。
一方8日の県議会でも、議員がこの問題について教育長を追及した。今回の事件を巡っては女性教諭は校長から示談を持ち掛けられたと話している。このことについて教育長は「校長は職員の不祥事案については、客観的な事実に基づき中立な立場で管理職として事案の原因究明再発防止に努めるべきだと考えている」と話すにとどまった。
なぜ示談の話を持ち掛けたのか…KYTの取材に対し校長は「その件についてはお答えすることはない」と述べるにとどまった。