「殺すぞ」園児の頭を殴る 虐待の疑いで元園長を逮捕 ほとんどの園児が被害か<福島県二本松市>
福島テレビ 2021/1/14(木) 20:00配信
福島県二本松市にある認可保育所の元園長・濱尾敏子容疑者(53)
警察によると濱尾容疑者は、2020年11月、二本松市の保育所「すまいるえくぼ」で、通園する男の子の頭を殴るなど暴行を加えた疑いが持たれている。
福島県は2020年11月。濱尾容疑者による園児への暴言や体罰などの虐待を認め、保育所に対し改善命令を出していた。
濱尾容疑者の逮捕を受けて、以前 娘を園に通わせていた保護者は…
元園児の保護者:「心に傷を負ってしまったお子さんたち、園に通わせることに怯えていたお母さんたちがたくさんいたと思うと、本当に許されることではないと思います。子ども達の体も心もたくさん傷ついてしまっているので罪を償って欲しいなって思います」
警察は捜査に支障があるとして、濱尾容疑者の認否を明らかにしていない。
<虐待の発覚から逮捕までの経緯を整理>
保育所が福島県の認可を受けた直後から、二本松市や児童相談所には虐待を受けた子どもの保護者からの相談が寄せられていた。
福島県は2019年4月と10月。そして、2020年9月にも立ち入りの調査を行っていたが、濱尾容疑者による虐待の事実を確認することはできなかった。
しかし園の関係者が声を上げ、福島県が虐待を認定。
保育所に改善命令を出すとともに、警察に情報提供をした。
警察は、幼い子どもに対する悪質性や複数の余罪などを考慮し、逮捕に踏み切った。
<虐待行為とはどのようなことがあった?>
園が保護者に対し行った説明では「殺すぞ」といった暴言や、園児を揺さぶる・蹴るなどの行為を繰り返し、入所していたほとんどの園児が被害に遭っていたとみられている。
<虐待の一部始終を収めた動画が、大きな証拠に>
佐藤貴洋弁護士:「今回のように、時間がある程度経過してから、暴行罪のみを理由として逮捕とするのは非常に珍しいことだと思います。職員の方の告発であったり、虐待現場の撮影といった行動があったから、ここまで至ったのだろうと」
<現在の園の現状は?>
園は福島県の業務改善命令に対し、保育士を増員して園内での監視の目を増やし、保護者が相談しやすい環境を整える考えを示している。
濱尾容疑者の逮捕について、新たな園長は「子どものことを大事に考えて、子ども達のために、これから頑張っていきたい」コメントとし、1月末に保護者説明会を開くことにしている。
警察は、複数の園児への虐待の事実を把握していて、今後さらに調べを進めることにしている。