53歳教頭と20代教諭をわいせつ行為で免職に 静岡県教育委員会「危機的な状況」

53歳教頭と20代教諭をわいせつ行為で免職に 静岡県教育委員会「危機的な状況」
静岡朝日テレビ 2021/2/4(木) 15:57配信

 静岡県教育委員会は4日、わいせつ目的で少女を誘拐した罪などに問われている中学校教頭ら2人を免職処分としました。

 免職処分となったは、去年沼津市で、2017年には熱海市で、いずれも10代の少女をわいせつ目的で誘拐した罪などに問われ、これまでの裁判で起訴内容を認めています。

 また、静岡県中部の中学校の20代の男性教諭も、教え子の女子生徒にわいせつ行為をしたとして免職処分になりました。

 今年度、県教育委員会による懲戒処分は計24件、このうち7件がわいせつやセクハラの事案です。いずれも記録がある2010年度以降で最も多く、県教委は「危機的な状況であり、対策を強化したい」と話しています。

 10歳代の少女2人に対するわいせつ誘拐や逮捕監禁などの罪に問われた静岡県富士市森島、沼津市立中学校の教頭山本英仁被告(53)の初公判が21日、静岡地裁沼津支部(菱田泰信裁判長)で開かれた。山本被告は罪状認否で「自分のやった行為で間違いありません」と認めた。
 起訴状などによると、山本被告は9月28日、沼津市内で「荷物を持ってほしい」と10歳代の少女をレンタカーに誘い、身動きができないようにして山小屋へ連れて行き、わいせつな行為を無理やりしたとされる。2017年8月2日頃にも、熱海市内で別の10歳代少女に対する同様の事件を起こしたとされる。
 検察側は冒頭陳述で、いずれの事件も少女を連れ去る際に両手両足をロープで縛って口に粘着テープを貼ったことや、携帯電話で動画を撮影し、泣いた少女に口止めをしたことなど、悪質性を指摘した。
 さらに、沼津市内の事件では、レンタカーに偽造のナンバープレートを貼り付けて待ち伏せ、レンタカーを返却する間に自身が管理する山小屋のコンテナケースに少女を閉じ込めたとした。熱海市内の事件では、児童相談所で担当していた少女に、「お母さんの了解を取っている」などと言って車に誘い込んだことや、車内を目張りしていたことを明らかにした。
 山本被告の弁護人も初公判で、「事実関係は争わない」と述べた。山本被告は公判中、目線を終始落としていた。
 県教育委員会の木苗直秀教育長は山本被告が起訴事実を認めたことに対し、「被害に遭われた方々、保護者、県民に深くおわびする。このような事態が起こらないよう、教職員の綱紀の厳正保持に努める」とするコメントを出した。県教委は近く、山本被告への懲戒処分を出す方針だ。

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