山形大が残業代540時間未払い 上司、定時退社記録を指示か 労基署が是正勧告
毎日新聞 2021/2/6(土) 8:40配信
山形大が工学部(米沢キャンパス)に勤務する男性職員に残業代を支払わず、米沢労働基準監督署が労働基準法に違反するとして、2020年10月14日に是正を勧告していたことが5日、関係者への取材で判明した。大学は未払い分を、17日に支給する方針。
未払いは、19年8月〜20年12月の間で、残業時間は計540時間にのぼるという。職員から通報を受けた労基署が勧告した。
大学は職員から残業実態を聞き取り、勤務時間の精査を行った。中島健介・学部長は「正確な勤務状況が(上司から総務部門に)伝わっておらず、本人が労基署に届けた記録との間に差があった」と説明した。
これに対し、職員は「上司の教授側から定時退社で記録するように」との指示があったと指摘。職員は、指示に従ったが、納得がいかず、研究室の「出退勤記録簿」に正確な勤務時間を記入し、保管していたという。
同大は、勤務記録の隔たりについて調査確認を進めているとしている。【佐藤良一】