中学教諭が生徒のスカート内盗撮疑い 教室内、サンダルにスマホ仕込む
南日本新聞 2021/2/23(火) 9:05配信
鹿児島県内の公立中学校の40代男性教諭が、勤務先の教室内で、スマートフォンを使って女子生徒のスカート内を盗撮した疑いがあることが22日、南日本新聞の取材で分かった。学校関係者によると、教諭は盗撮行為を認めている。県不安防止条例違反の疑いがあり、県警も同様の情報を把握しているとみられる。
同校がある教育委員会などによると、男性教諭は指導を理由に生徒を呼び出した際、自身のサンダルに隠したスマートフォンを使って盗撮行為をしていた疑いがある。現時点で犯行時期や回数は特定できていない。今月5日、複数の生徒が別の教員に被害相談して発覚。学校側が本人に事実関係を確認したところ、認めたという。
学校によると、男性教諭は事情を聴いた翌日から、体調不良を理由に休んでいる。被害生徒は被害届を県警に提出したという。学校長が警察に経緯を説明している。
中学校は今月19日、被害生徒の在籍する学年の保護者を対象に事情を説明。今週末には残る学年でも実施する予定。
男性教諭の勤務態度に問題はなく、生徒の評判も良かった。校長は「生徒や保護者、地域住民の信頼を裏切る行為で心から申し訳なく思っている。警察や県教委の調べを確認しながら対応していきたい」と話した。
複数の学校関係者は「特に3年生は高校受験を控えた大事な時期を迎えている。生徒への影響が心配だ」と話した。
県教委教職員課は「現時点で事案の有無を含め、答えられない。懲戒処分がある場合、基準に照らして公表する」とした。