宮崎市・中学保護者恐喝疑い 教諭現金授受は認める
宮崎日日新聞 2021/3/20(土) 13:41配信
勤務先の生徒の保護者から50万円を脅し取ったとして、宮崎市の公立中学校の50代男性教諭が恐喝容疑で書類送検された事件で、男性教諭が金銭の授受があったことを認めた上で、「恐喝はしていない」と話していることが19日、市教委への取材で分かった。県教委は今後、教諭の処分を検討する。
捜査関係者などによると教諭は昨年8月、3年の男子生徒から授業中に石を投げられたことなどを理由に、保護者に対し、進路に悪影響が及ぶとほのめかすなどして、50万円を脅し取った疑いがある。
市教委によると、教諭は「石が額に当たって、けが(打撲)をした」と主張しており、昨年8月27日に校内で保護者と示談交渉し、50万円を受け取ったという。同日、市教委は示談についての報告を受け、「学校で起きたことでお金のやりとりはふさわしくない。金額も法外」として返金するよう指導。教諭は返金の意向を示したが、保護者は応じなかったという。教諭は昨年11月から自宅待機となっている。
書類送検を受け、市教委の西田幸一郎教育長は「子どもや保護者の信頼を著しく損なう行為で誠に遺憾。今後、教職員のコンプライアンス意識の向上に努める」とコメントした。
生徒とのトラブルを理由に保護者から現金を脅し取った疑いで、警察が、宮崎市の中学校の男性教諭を書類送検していたことが分かりました。
捜査関係者などによりますと、恐喝の疑いで、17日に書類送検されたのは、宮崎市の公立中学校に勤務する50代の男性教諭です。
男性教諭は、去年、勤務先の男子生徒の保護者に対し「生徒が授業中、自分に石を投げた」などと言い、進路に悪影響が出ることをほのめかして現金を要求し50万円を脅し取った疑いです。
一方、宮崎市教育委員会によりますと、男性教諭は示談金として保護者から50万円を個人の口座に振り込んでもらったとして現金の授受について認めているということです。
男性教諭は去年11月から自宅待機をしていて、処分については今後検討するとしています。