高校生の学術大会論文を代筆、予備校経営者に実刑=ソウル中央地裁

高校生の学術大会論文を代筆、予備校経営者に実刑=ソウル中央地裁
朝鮮日報日本語版 2021/4/6(火) 7:59配信

 高校生を対象とする学術大会の論文を代筆し、入賞経歴を大学入試で不正に活用させていたとして起訴された予備校経営者に対し、ソウル中央地裁は5日までに、業務妨害などの罪で懲役1年4月を言い渡した。同じ罪で起訴された講師には懲役1年、執行猶予3年の判決が下された。

 予備校経営者らは2018年、「韓国青少年学術大会」に参加した受講者の高校生の論文を代筆し、入賞させたとして、主催者の業務を妨害した罪で起訴された。被告らは問題の学術大会以外にも、17年から19年にかけ、58回にわたり、受講生の論文を代筆し、学校内外のさまざまな学術大会に提出させていた。予備校経営者は講師に論文の代筆を直接指示したり、それを黙認したりしていた。

 問題の予備校は講師が学術大会に備えた授業を行い、受講生が論文を書くプログラムを導入していた。論文作成を支援する担当講師も指定していた。しかし、一部保護者は「子どもは内申対策で忙しい」と論文の代筆を要求、予備校側もそれに従った。「授業は行わず、論文の代筆だけをしてほしい」と要求する保護者もいたという。

 ソウル中央地裁は「被告らの行為は学術大会の審査業務を妨害しただけでなく、学術大会に参加する他の学生の機会を奪ったものだ。大学入試の公正性を害する恐れもあり、厳しく罰する必要がある」と指摘した。

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