紋別高等看護学院でもパワハラ「バカには言ってもわからない」 教員が学生に暴言、無視… 北海道

紋別高等看護学院でもパワハラ「バカには言ってもわからない」 教員が学生に暴言、無視… 北海道
HBCニュース 2021/4/20(火) 20:11配信

 道南の江差町にある道立江差高等看護学院で、学生が教員からパワーハラスメントを受けたと訴えている問題。教員が前に勤めていた紋別の学校でもパワハラがあったと卒業生が証言しました。

 「学生の間ではサンドバッグと言われて、ある一定の学生が(教員達の)ターゲットにされた時には、まったく返事もしてくれないし、目も合わせてくれないし…シカトっていうことはよくありましたね」(紋別高等看護学院卒業生の男性)

 こう証言するのは、道立紋別高等看護学院の卒業生です。
 パワハラをしていたという教員は、その後、江差町の看護学院に異動。そこでも、学生へのパワハラが問題となっています。
 別の卒業生も…

 「『殴るよ蹴るよ』に始まって『あんたたちみたいなバカには言ってもわからないだろうけど』ということは結構、口癖みたいに言われていた。後は『退学にするよ』というのが口癖だったり」(紋別高等看護学院卒業生の女性)

 この教員に同調して、ほかに7人いる教員のうち4人が、学生にパワハラをしていたと話します。

 「教員室の方で先生たちの笑い声が聞こえて、なんだろうと思って耳を澄ませたら『あの子、遂に泣いたわよ。遅かったわね。やっと泣いたわ』という風に、教員同士でその子が泣いたというのを笑い合っていた」(紋別高等看護学院卒業生の女性)

 唯一、学生を擁護してくれた教員もパワハラの標的になってしまったといいます。

 「異議を申し立てた時に、やっぱり、サンドバッグっていう状態がヒートアップしちゃって、さらにひどいパワハラを受けちゃうんじゃないかっていう恐怖があったので、言いたくても言えない」(紋別高等看護学院卒業生の男性)

 卒業生によりますと、紋別の看護学院の学生も、当時、道に対してパワハラの実態を訴えましたが、対処してもらえなかったということです。
 現在、道は、江差のほか紋別・旭川・網走の看護学院で実態を調査しています。

4月20日(火)「今日ドキッ!」午後6時台

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