保育士が園児にわいせつ…園長と札幌市“対応怠る”責任問い、330万円の損害賠償求める
HBCニュース 2021/5/12(水) 13:57配信
札幌市立の保育園で園児にわいせつ行為をくり返していた罪で、去年10月、保育士の男が懲役10年の判決を言い渡されました。被害にあっていた園児と、その両親が原告となり、札幌市に損害賠償を求めた裁判の初めての口頭弁論が開かれました。
訴えを起こしたのは、札幌市立の保育園で当時32歳だった保育士の男から強制わいせつの被害にあった男の子と、その両親です。保育士は、3年近くにわたって勤務していた保育園の3歳から6歳までの男の子の園児、合わせて14人に対し、下半身を触るなどの強制わいせつやその様子を撮影した児童ポルノの製造をくり返したとして去年10月、札幌地裁から懲役10年の判決を言い渡されています。
逮捕のきっかけは、去年1月、原告となった母親が子どもの被害を目撃、警察に通報したことでしたが、園長はおととしの8月ごろから保育士のわいせつ行為を知っていたにも関わらず、保育士を勤務させ続けていました。
園長は、逮捕の10日ほど前になって、再び別の保護者からわいせつ行為の報告を受けて初めて札幌市にも報告していましたが、園長と札幌市は保育士を謹慎させるなどの対応を怠ったということです。
原告は「園児は被害をまだ正確に理解できておらず、成長とともに理解することになる。その精神的苦痛は、性犯罪の被害者としてトラウマになりかねないほど甚大だ」と指摘。園長が適切な措置をとらなかったことで性被害にあったとして、あわせて330万円の損害賠償を請求しました。
これに対し被告の札幌市は、園児に対する賠償責任は認めるものの、賠償額や両親への賠償責任については争う方針です。
昼寝中の男児にわいせつな行為をしたとして強制わいせつの罪に問われている32歳の元保育士の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、北海道札幌市中央区の元保育士川瀬智大被告(32)は、2020年1月16日午後3時前、勤務する保育園で昼寝していた男児(5)の布団の中に手を入れて下着を脱がせ下半身を触った強制わいせつの罪に問われています。
3月5日札幌地裁で開かれた初公判で、川瀬被告は起訴内容を認めました。
検察側は、川瀬被告の不審な動きを目撃した母親が、男児がズボンを上げながら駆け寄ってきたことを不審に思い事情を聞いたところ、男児が「下半身を触られた」「これまで何回もある」と話したことを明らかにしました。
また冒頭陳述では「被告がかねて男児に性的関心を抱く嗜好を持ち、遅くとも2017年から保育園で自身の性欲を満たすため園児の下半身を触るなどの行為を繰り返していた。
また逮捕10日前にもほかの男児にわいせつ行為をしていて、園などの聞き取りに『ふざけてやっただけで性的嗜好によるものではない』と嘘をつき厳重注意処分にとどまっていた」などと指摘しました。
被害に遭った男児は夜泣きが続くなど心に深い傷を負い、両親が「許せないという言葉では許されない」などと厳罰を求めていることも明されました。
川瀬被告は2017年から2019年にかけても他の男児にわいせつな行為をし、その様子をスマートフォンで撮影したなどとして強制わいせつや児童ポルノ禁止法違反の罪で2件追起訴されていて、今後の裁判で合わせて審理される予定です。
札幌の保育園で男の子の下半身を触ったとして逮捕起訴された保育士の男が、他の男の子にもわいせつな行為をして写真を撮った疑いで再逮捕されました。
強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反の疑いで再逮捕されたのは、札幌市中央区の保育士 川瀬智大容疑者(32)です。
川瀬容疑者は、2017年3月27日から去年8月8日までの間に、自分が勤める保育園に通う男の子の下半身を触ったりその様子をスマートフォンで撮影したりした疑いが持たれています。
犯行は、男の子が昼寝中などに少なくとも数回行われていました。
川瀬容疑者は先月、保育園で別の男の子の下半身を触ったとして逮捕・起訴されています。
調べに対し川瀬容疑者は容疑を認めていて、警察は男の子に対する余罪があるとみて捜査しています。
北海道札幌市の保育士の男が勤務中、園に通う男児の体を触り、強制わいせつの疑いで、現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは、札幌市中央区の保育士、川瀬智大容疑者(32)です。
警察によりますと、1月16日午後3時ごろ、札幌市の保育園で男児(10歳未満)を迎えにきた母親から警察に「子どもが保育士にわいせつ行為をされている」と110番通報があり、駆け付けた警察官に、川�麝撞深圓�現行犯逮捕されました。
わいせつ行為はほかの園児が目撃する中で行われたということです。
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保育所は札幌市立…市が謝罪コメント発表
事件があった保育所は札幌市立だったことから、札幌市は1月16日午後10時ごろ、コメントを発表。「被害者の園児と保護者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、市民の信頼も大きく損なったことを深くお詫びします」と謝罪し、「事実関係を調査したうえ、厳正に対処するとともに、再発防止と信頼回復に努めます」としています。