三重大病院贈収賄事件…製薬会社社員の初公判で被告が起訴内容認める 津地裁
CBCテレビ 2021/5/14(金) 17:26配信
三重大学病院を巡る汚職事件で、製薬会社社員2人の初公判が開かれ、2人はいずれも起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、小野薬品工業社員の山本裕介被告(48)と宮田洋希被告(44)は、三重大病院臨床麻酔部の元教授・亀井政孝被告の指示で、自社の薬を積極的に使う見返りに、大学名義の口座に200万円の賄賂を振り込んだ贈賄の罪に問われています。
14日に津地方裁判所で開かれた初公判で、2人はいずれも「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は、亀井被告が宮田被告に対し、「寄付金を入れてくれたら薬を使ってあげる。一緒に使用量全国1位を目指そう」などと伝えていたことを指摘しました。
裁判は5月31日にも開かれます。