宮城県立高HPに卒業生の個人情報 氏名や進学先など272人分

宮城県立高HPに卒業生の個人情報 氏名や進学先など272人分
毎日新聞 2021/5/28(金) 17:57配信

 宮城県教育委員会は28日、宮城広瀬高校(仙台市青葉区)が卒業生約270人の氏名や進学先などを記載したエクセルファイルを同校ホームページ(HP)で8日間、誤って公開していたと発表した。情報流出に伴う被害は確認されていないという。

 県教委などによると、20日午後2時半から28日午前8時45分ごろ、2020年度の3年生272人の氏名、進学・合格した大学や専門学校と学科、就職先などをまとめた元データを誤って掲載。28日午前8時半ごろ、外部からの指摘があり、ミスに気付いた。

 生徒の氏名を匿名化した上で進学・就職先の実績を掲載する予定だったが、元データを作成した教員がアップロードを担当した教員に加工せず渡し、そのままHPで公開された。同校の須藤尚校長は「償いきれない事態。卒業生や保護者に迷惑をかけ、おわび申し上げる」と謝罪した。

 県立高校では19年にも宮城野高で3年生274人分の氏名や進路希望の個人情報がHPに公開されるミスがあった。【深津誠】

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