テスト行わず宿題も放置…小学校教師を停職1カ月(福岡)

テスト行わず宿題も放置…小学校教師を停職1カ月
九州朝日放送 2021/7/30(金) 20:45配信

保護者が教材費を負担するテストの一部を実施しないなど、不適切な取り扱いがあったとして、福岡市教育委員会は30日、市立小学校の男性教師を停職1カ月の処分にしたと発表しました。

処分を受けたのは、福岡市博多区の市立小学校の30代の男性教師です。

福岡市教育委員会によりますと、この男性教師は、5年生のクラス担任を務めていた昨年度、実施しなければならない国語や算数などのテスト158回のうち28回を行わず、テストを行った場合でも採点や返却をしていませんでした。

このテストは、保護者が1教科当たり年間でおよそ1000円を支払い実施されるものです。

福岡市教育委員会は、保護者に費用を返金するとしています。

男性教師が今年5月、自身の車に段ボールを積み込む姿を不審に思った別の教師らが教室内を確認したところ、白紙のテスト用紙や未返却のプリントなどおよそ7000枚を発見しました。

男性教師は、去年の一斉休校中に出された宿題についても、チェックせず放置していて、「自分の時間や児童と接する時間が欲しかった」と話しているということです。

福岡市教育委員会は、残業も多くなく当然行うべき業務で、教育への信頼を損なった責任は重いとして、男性教師を停職1カ月の処分としました。

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