女子生徒自殺問題 第三者で構成の委員会が調査 山形県酒田市
YBC山形放送 2021/9/30(木) 21:24配信
山形県酒田市の市立第一中学校でことし2月、女子生徒が自殺した問題を巡り、酒田市は30日、市教育委員会に設置されている第三者の学識経験者などで構成する「いじめ問題対応委員会」がいじめと自殺の因果関係の調査に当たっていくと発表した。
この問題は、ことし2月12日の朝、酒田一中で女子生徒が自殺したもの。
女子生徒の自殺を巡っては、9月17日に学校が市の教育委員会と保護者説明会を開き、女子生徒の自殺と生徒がいじめを受けていたことを報告している。これまでの市教委の説明などによると、女子生徒は自殺する4か月半ほど前の去年9月末から10月中旬までの間、下駄箱に「死ね」「きもい」と書かれた紙を3、4回入れられるいじめを受け、翌月、学校に相談していた。
しかし、学校はすぐに対応を行わず、保護者に報告も行っていなかった。
30日に開かれた酒田市の定例会見で鈴木和仁教育長は、女子生徒の自殺に関して、市教委内に設置されている第三者の学識経験者などで構成する「いじめ問題対応委員会」が、いじめと自殺の因果関係の調査に当たっていくと述べた。
6月下旬以降、女子生徒の遺族から学校に対し「詳しく調査してほしい」との要望が寄せられていたことを受けて「いじめ問題対応委員会」での調査を決定したということで、9月22日に遺族の了解を得たという。
酒田市の鈴木和仁教育長は「なぜそういうことが起きたのかということを知りたくなるのは当然のこと。ご家族のご意向を尊重しながら進めてまいりたい」と述べた。
酒田市の「いじめ問題対応委員会」は人権擁護委員や学識経験者、精神科医、弁護士などで構成されていて、市教委が重大事態とみなしたケースで調査を行うという。
酒田一中では9月22日に生徒と保護者に向けて、自殺した生徒へのいじめに関するアンケートを配布していて、現在その回収を進めている。
「いじめ問題対応委員会」はその内容を分析し、いじめと自殺の因果関係や生徒が自殺に至った経緯を調査するという。鈴木教育長は「遺族との調整のため調査実施まで時間がかかってしまい申し訳ない。できるだけ早く詳細調査を行う」と述べた。