「内申点を加点」と女子生徒を水着に着替えさせ盗撮…公立中元教諭に懲役3年6月求刑
読売新聞オンライン 2021/10/6(水) 10:12配信
千葉県内の中学校で教え子の着替えを盗撮したとして、準強制わいせつ罪と児童買春・児童ポルノ禁止法違反などに問われた公立中学校元教諭の男(懲戒免職)の公判が5日、千葉地裁(片岡理知裁判官)であった。検察側は懲役3年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は11月4日。
起訴状によると、男は昨年12月、勤務先の中学校で、女子生徒に対し「内申点の加点がもらえるため協力しないか」などとうそを言って水着に着替えさせ、その様子をカメラで盗撮するなどしたとされる。
男は昨年7〜12月、計6回にわたって女子生徒計10人を水着やユニホームなどに着替えさせ、盗撮を繰り返していた。公判は被害者の特定を避けるためとして、匿名で審理された。
被告人質問で検察官から犯行動機を尋ねられた男は、職場の同僚から嫌がらせを受けて自暴自棄になっていたと説明。「買ったばかりの車の上に乗られたり、職員会議の資料が配られなかったりした」と述べた。盗撮する際に内申点の話を持ち出したことについては「着替えさせるために誘導した」と語った。