《山形中1女児イジメ自殺》「なぜ学校は“イジメはなかった”と判断したのか?」怒号飛び交う保護者説明会“90分全内幕”
文春オンライン 2021/10/8(金)
山形13歳少女イジメ飛び降り事件 #4
文春オンラインの取材に父親は「何度お願いしても、学校は動いてくれませんでした」と、憤る。
「今年の2、3月までは学校がイジメに関する調査をしたり、問題の解決に向けて動いてくれていると信じていました。私たち夫婦はせっちゃんを失った辛さで何も考えることができず、前校長や教頭に『保護者説明会はどうしますか?』と聞かれて、『今はいいです』と答えました。その時には、『また気が変わったら言ってください。いつでもやりますから』と、言っていただいていました。
しかし、どれだけ待ってもせっちゃんをイジメた加害者に関する報告はなく、協力していただいた保護者の方々から『今、状況はどうなってるの?』と、尋ねられることが多くなりました。7月頃に私たちが『再調査と保護者説明会を開いてほしい』と訴えると、現校長と教頭は『再調査は新しい証拠が出てこないとできません。保護者説明会も教育委員会の許可がないとできません』と、態度を一変させたのです。その後、再三、お願いしても拒否され続けました」
「学校であのように亡くなってイジメが原因じゃないという理由はどこにあるんでしょうか。『少なからずイジメも理由になったんじゃないか』というふうに思うのが普通だと思うんですけど。調査はしないといけないんじゃないんですかね。3月、その頃から情報が欲しいとみんな言っているのに、一切情報を出さない。インターネットで(騒ぎが)あったから急に(保護者説明会を)やっているような状況じゃないですか。ちょっと対応がおかしいと思うんですけど」(2年生の保護者)