《山形13歳女児イジメ飛び降り自殺》「救える命だったんだよ!」「加害者は今も大手を振って歩いている」怒号飛び交い、涙する母親も… 緊迫の“保護者説明会”90分間

《山形13歳女児イジメ飛び降り自殺》「救える命だったんだよ!」「加害者は今も大手を振って歩いている」怒号飛び交い、涙する母親も… 緊迫の“保護者説明会”90分間
文春オンライン 2021/10/8(金)
山形13歳少女イジメ飛び降り事件 #5

「この2月12日に自殺した準奈ちゃんが無念の思いで、覚悟を持ってこの学校の4階から飛び降りた。どんな思いだったのでしょう。特定の子に対するイジメ行為と思われるような行為が止まった時点で、そのイジメはもう終了という認識なんでしょうか? 私からすると、(保護者説明会を遅らせたのは)加害者とされるような人間たちに隠蔽、口裏合わせ、証拠の隠滅…その時間稼ぎをさせたに過ぎないと思うんですよ。これから調査してもおそらくLINEの中身は全て消去。警察じゃないので、消したアプリの中身まで確認はできないですよね。今頃、後ろを向いてベロ出していますよ。『バレねえから大丈夫だ。調査しねえぞ。じゃあ次は誰のことやってやろうか』って、狙っていますよ」(前出の1年生の保護者)

「先生たちにお願いなんですけれども、学校であったことはすべて教えてください。子どもを送り出している以上、学校であったことは子どもと先生しか知らないんです。うちの子は第一発見者でした。私が職場に行っているときに、当時1年生の主任の先生から『学校でちょっと事故が起きました。警察の方から娘さんに事情聴取をするので、保護者の同意が必要なので電話しました』と、それだけです、説明は。

 噛み合わない質疑応答が終盤に差し掛かった時、ある保護者から「イジメアンケート」について、「イジメアンケートで(準奈さんがイジメを受けていたかどうかについて遺族が)『あてはまる』に〇を書いたんですけど、教育委員会の方には『あてはまらない』とされて提出があった。この件につきましてどうでしょうか?」という質問が投げかけられると、会場の空気はさらに緊迫さを増した。すると、校長に代わって教育委員会の職員がこう返答した。

「報告書の方には『あてはまらない』の方がカウントされておりました。ところがもう1回学校の方に残っているアンケートを再確認したところ、『あてはまる』という部分が正しいことがわかりました。間違えて(前回行われた)6月のアンケートのコピーが来てしまったということが、その間違いの原因です。大変申し訳ございませんでした」(教育委員会)

 会場がざわめき、質問した保護者が学校と教育委員会を咎めた。

「いや、1枚取り間違えるなんてありえないでしょう。全部取り間違えるならわかりますよ。なんで(準奈さんの)1枚だけ取り間違えるんですか。それって怪しくないですか。わざとですか。取り違えたのは学校の側ですか」(前出の保護者)

「わざとということは絶対ないと思います」(教育委員会)

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