元同僚宅に侵入 小学校教師の男に有罪判決

元同僚宅に侵入 小学校教師の男に有罪判決
九州朝日放送 2021/12/10(金) 14:15配信

元同僚の女性宅に繰り返し侵入したなどの罪に問われた小学校教師の男の裁判で、福岡地裁は、男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、大野城市立小学校教師、有馬直樹被告(47)=休職中=は、ことし7月と8月、不正に作成した合鍵を使い元同僚の女性(当時42歳)の家に侵入し、8月には複数回、女性の家に押しかけたり、行動を見張るストーカー行為をしました。

10日、福岡地裁の小西隆博裁判官は「本件以前から被害者宅への侵入を繰り返していた」と常習性を指摘。

「卑劣で自己の欲求を満たすための身勝手な犯行」とする一方で、再発防止のため治療を受けると誓っているなどとして、懲役1年6カ月・執行猶予4年の判決を言い渡しました。(求刑・懲役1年6カ月)

大野城市教育委員会は「全教職員に対し綱紀の保持及び服務規律の確保を徹底し、児童生徒及び保護者の皆様、市民の皆様の信頼回復に努めて参ります」とコメントしています。

事件は、被害に遭った女性からのSOSで発覚した。
被害に遭った女性(40代)「玄関に見知らぬ靴があった」
8月3日午後、帰宅した40代の女性が目にしたのは、ヘルメットをかぶり、玄関付近から出てきた男の姿。
そのまま男は、原付バイクで逃走したという。
その後、警察の捜査で浮かび上がったのが、福岡市に住む小学校の教師・有馬直樹容疑者(47)。
女性の家に侵入した疑いで逮捕された。
警察によると、有馬容疑者と女性は、元同僚。
この日、小学校で勤務していた有馬容疑者は、昼休みを利用して犯行に及んだとみられている。
調べに対し、有馬容疑者は「まったく身に覚えがない」と供述している。
警察は、事件の経緯について調べを続けている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする