<独自>日大前理事長宅工事後に返金要求か 中間報告書判明
産経新聞 2021/12/12(日) 6:05配信
日本大学前理事長の田中英寿(ひでとし)容疑者(75)=所得税法違反容疑で逮捕=が昨年、自宅リフォーム代として約3千万円を金沢市の建設業者に支払った直後、日大元理事の井ノ口忠男被告(64)=背任罪で起訴=が業者に対し、田中容疑者への同額の「返金」を要求した疑いがあることが11日、分かった。日大の中間報告書の内容を確認した関係者への取材で判明した。
中間報告書の概要は近く公表される見通し。関係者によると、田中容疑者側への資金提供について井ノ口被告や業者らへの聞き取りをもとに記載されている。
田中容疑者が自宅リフォームを請け負った業者に約3千万円を支払った直後の昨年9月、井ノ口被告は、同容疑者の「理事長再任祝い」として3千万円を業者に求めた。業者が反発すると、「(9月)7日に3千万円が入っているやろ?」とリフォーム代金を原資とするよう示唆。また、被告は、日大医学部付属板橋病院の建て替え計画などを持ち出し、「大仕事が控えているのに、なぜ、ここで下がるんか?」と日大の発注を盾に重ねて要求した。
業者は9月18日に現金約3千万円を井ノ口被告に提供。井ノ口被告は、田中容疑者の妻に同額を渡したとし、実質的にリフォーム代の返金にあたると説明しているという。