起訴の元教授が新たに1000万円の詐取認める 被害総額1億越え 近大経費詐取事件

起訴の元教授が新たに1000万円の詐取認める 被害総額1億越え 近大経費詐取事件
ABCニュース 2021/12/16(木) 19:59配信

 領収書を偽造するなどして、約9000万円をだまし取ったとする罪に問われている近畿大学医学部の元教授巽信二被告(67)が、新たに1000万円あまりをだまし取った罪を認めました。

 一連の起訴で、被害額はあわせて1億円を超えています。

 16日、第2回の公判では、医療品を立て替え払いしたように装って大学から1000万円あまりをだまし取ったとして、ことし10月に起訴された詐欺罪について審理され、巽被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

 検察が法廷で読み上げた供述調書では、巽被告が「学校(近畿大学)に呼び出され、(不正請求疑いについて)問い詰められたがごまかした。事態が発覚し、藤戸(共犯の医療機器販売会社元社員)とのラインのやりとりを消し、偽造した印鑑を捨てた」と説明していたことが明らかにされました。

 巽被告を巡っては、今後さらに起訴される見通しです。

——

シェアする

フォローする