神戸学院大薬学部 元助教が10本の論文で改ざん/兵庫県
サンテレビ 2019/6/28(金) 15:47配信
兵庫県神戸市の神戸学院大の薬学部の助教だった30代の男性が学術誌に掲載された研究論文10本で、不都合な実験データの数値を削除したり書き換えたりしていたことが分かりました。
神戸学院大学によりますと、薬学部の30代の元助教は2009年から2017年にかけて発表した創薬の基礎研究などに関する論文10本で、不都合な実験データの数値を削除したり書き換えたりしていたということです。
2018年5月に元助教が所属する研究室の学生が薬学部長に相談して発覚し、大学が立ち上げた調査委員会が経緯を調べ、今年5月に意図的な改ざんだったとして文部科学省に報告していました。
元助教は「良い研究結果を出そうとした」と認め、2018年7月に依願退職しています。
神戸学院大の佐藤雅美学長は「不正行為が起きたことについては誠に遺憾。 研究機関としての信頼回復に向けて、不正防止の取組みを強化する」とコメントしています。