学生のLINEメッセージを無断で確認、アカハラで教授を停職処分
山陰中央新報 2022/1/13(木) 20:16配信
鳥取大(鳥取市湖山町南4丁目)は13日、学生へのアカデミック・ハラスメント(教員の立場を利用した不適切な言動)があったとして、同大学術研究院農学系部門の50代男性教授を停職10日間の懲戒処分としたと発表した。
同大によると、指導する学生に対し、懲罰的と捉えられる長時間の作業を指示したり、LINE(ライン)のメッセージを無断で確認しプライバシーを侵害したりした。また、別の学生に対して約1時間半にわたり大声で叱り、研究室を辞めさせるという趣旨の発言をしたという。
学生2人から2020年11月にそれぞれ相談を受け、大学側が調査し、アカハラがあったと認定した。
中島広光学長は「誠に遺憾であり、被害学生をはじめ関係の皆さまに心より深くおわび申し上げる。教職員に対して一層の意識啓発を図るとともに、再発防止、信頼の回復に努める」とのコメントを出した。