おしっこ漏らした床に顔を押しつけ…障害児施設代表の男逮捕 被害男児の父親が語る卑劣な暴行の実態
読売テレビ 2022/2/22(火) 18:45配信
男の子の父親と施設の関係者の証言から、卑劣な暴行の実態が明らかになった。
被害を受けた男児(6)の父親「ひどいでしょう、もう数えきれない。(息子は)ここにいたときだけ悲しそうな顔して、帰ってくる。この子がしゃべれないから、こういうことをしていたんだろうな」
今年1月に父親が撮影した6歳の息子の写真。背中や顔が赤く腫れあがっている。暴行を加えた疑いがもたれているのは、両親が信頼して通わせていた「障害のある子どもが通う施設」の代表だった。
田上記者「三浦容疑者は施設に通う6歳の男の子を叩いたり、転倒させるなどの暴行を繰り返していたということです」
暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、去年9月以降、男の子を転倒させたり、10代の女子生徒の尻をけったり、暴行を繰り返した疑い。
男の子の父親によると、施設に通わせ始めた去年8月から身体にアザや傷がある状態で 帰ってくるようになったという。
父親「嫁さんが、いつも帰ってきたらこういう傷があったと。一応嫁さんは(送迎の)ドライバーさんに“なんですか?”と確認したら、“(施設に通う)大きいお兄ちゃんが叩いた”と。うちの子どもも手を出しに行くので、お互いやられたと。で、奥さんが気にして見たら、身体中にあちこちあざが」「僕が初めて(施設に)電話したのは去年11月10日なんですよ。“なんでですかこの傷?”と。で、“確認します”と言って、“(送迎の)ドライバーがやった”と。で、正月あけて1日目に同じような傷。それも“(施設に通う)大きいお兄ちゃんが叩いた”と」
両親にウソの説明を繰り返し、犯行を隠ぺいしていたという三浦容疑者。施設の元職員が暴行を市に届け出たことで、明るみに出て逮捕された。
父親「後々なんですけど、防犯カメラを確認したら、うちの子どもに対して目つぶしとか、思い切り蹴り上げるとか、おしっこを漏らしたところの床に、うちの子どもの顔をつけています。それも全部映っている」
取材に応じた施設の役員も、三浦容疑者は「障害のある児童にカッとなって、手をあげることがあった」と証言した。
施設の役員「わたしも見たことはあります。(三浦容疑者)本人がどうしても絶対的な存在、トップにいたものですから、周りが注意できなかったというところが、もう正直なところですね」「(Qいつ頃暴力は始まった?)目立ち始めたのは去年8月からですね。それまでも多少はあったんですけども、とくに顕著になったのは8月以降ですね」
知的障害があり、抵抗できない子どもたちに暴行を加えるという卑劣な犯行。三浦容疑者は警察の調べに対し、「しつけに必死で、まわりが見えなくなった」と容疑を認めているという。