「つらい思いさせてしまった」浜松市長謝罪 いじめ問題の不適切調査について歴史資料紛失“隠ぺい”問題でも謝罪

「つらい思いさせてしまった」浜松市長謝罪 いじめ問題の不適切調査について歴史資料紛失“隠ぺい”問題でも謝罪
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2022/3/28(月) 21:34配信

浜松市教育委員会が不適切ないじめ調査を行っていた問題で、28日、浜松市の鈴木康友市長は教育委員会の外部にいじめを調査する新たなチームを設ける方針を発表した。

(浜松市 鈴木 康友 市長)
「長い間、つらい思いをさせてしまった。被害児童と保護者に大変申し訳なく思っています」

この問題は、18歳の少女が小・中学校時代に受けたいじめをめぐり、当初調査を行っていた市教育委員会が第三者の介入がなく公平性や中立性が担保されていない調査を行うなど、国の調査ガイドラインに沿わない不適切な対応をしていたことが分かり、市教育委員会が謝罪したもの。

28日、鈴木市長は再発防止に向けて市教育委員会の外部にいじめ調査を行う新たなチームを設置すると発表した。

(浜松市 鈴木 康友 市長)
「教育委員会というのは独立性の高い組織なので、外にこういう調査チームを置くべきだと思っている。重大な事案が発生したらチームが現場に入り込んで調査をするのが大事だと今回の件で痛感した」

弁護士や精神科医いじめに関する専門家などを構成員として設置を進めるという。

さらに、会見では別の問題についても謝罪が…。

(浜松市 鈴木 康友 市長)
「市の大切な財産を紛失してしまったことに心からおわび申し上げたいと思います。管理がずさんだったことと、長い間、組織的に隠ぺいをしてきたことに私自身も憤りを感じています」

浜松市博物館が所蔵していた歴史資料5点が紛失した問題。このうち206万円で購入した「浜松城二の丸絵図」については、2018年の時点で担当職員や上司、館長までが紛失に気付いたにも関わらず、市調達課が定期的に行っている現地での備品調査で紛失していないかのように装い、組織的に隠ぺいしていた。

この問題について鈴木市長は、第三者委員会を設置し、紛失した経緯などを調査した上で、関わった職員の処分や再発防止策を検討していくと話した。

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