担当教授と学長減給 茨城県立医療大の採点ミス

担当教授と学長減給 茨城県立医療大の採点ミス
茨城新聞クロスアイ 2022/3/29(火) 7:00配信

茨城県立医療大(阿見町)の2021年度推薦入試(同年4月入学)の採点ミスで本来合格だった受験生3人が不合格となった問題で、県は28日、問題作成や採点に関わった保健医療学部の男性教授(61)を減給2カ月、総括責任者に当たる男性学長(67)を同1カ月の懲戒処分にしたと発表した。同日付。

県によると、ミスは作成段階で問題や解答をチェックする「問題精選委員会」からの指摘を受け、教授が小問の出題順序を入れ替えた上、同年からマークシートの選択肢をアルファベットから数字に変更したことなどもあり、用意した解答が誤っていた。

不合格となった3人について、県は追加合格にしている。再発防止策として、採点結果の正答率確認や第三者による確認を導入する。

このほか、20、21年度入試の一斉点検結果も公表。いずれも受験生の合否に影響はなかったものの、20年度に1件、21年度に3件で、小論文の評価点を集計表に書き写す際の誤りや計算ミスが判明した。県は関与した教員7人を訓告とした。

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