福井大学の研究者が不正か 投稿論文を自ら「査読」の疑い 2月に情報提供…調査委を立ち上げ
TBS NEWS DIG Powered by JNN 2022/6/15(水) 17:03配信
福井大学の研究者が、学術論文に投稿された論文を専門家が評価する「査読」に自ら関わっていた疑いがあり、大学が事実確認のためことし2月に調査委員会を立ち上げていたことがわかりました。
自らで論文の査読に関わっていたとされるのは福井大学の研究者です。
大学によりますと、ことし2月に大学の関係者から「査読不正のやりとりがあるのでは」との情報提供がありました。
「査読」は投稿された論文の妥当性を同じ研究分野の専門家らが評価する仕組みで、投稿者が査読に関わることは不正とされています。
大学側は事実関係を調査するため、大学内外の4人からなる調査委員会を立ち上げ、現在、内部調査を行っています。
一方、千葉大学によりますと、この論文での査読には千葉大学の教授も関わっていて、学内で調査委員会を設置して調査をしているとコメントしてます。