県立高校女子生徒いじめ自殺 遺族が同級生の１人と和解（熊本）
TKUテレビ熊本 2022/6/15(水) 21:00配信
県立高校に通っていた女子生徒が自ら命を絶ったのは同級生らによるいじめが原因だったとして遺族が同級生４人に対して慰謝料を求めている裁判で１５日、遺族が
同級生の１人と和解しました。
この裁判は２０１８年５月、県北部の県立高校に通っていた深草 知華さんがいじめをうかがわせる遺書を残し自殺。
知華さんの両親がいじめに関わったとみられる同級生４人に対して、知華さんへの慰謝料１１００万円を求めているものです。
被告側は訴えの棄却を求め争う姿勢を示していましたが、１５日、新たな動きがありました。
【知華さんの父親】
「私たちにとっても被告にとっても今日がスタートの日だと願っています」
知華さんの両親は１５日の会見で被告である同級生４人のうち１人と和解が成立したことを明らかにしました。
和解が成立した同級生は「よう学校これるね」「私なら学校来れん」など知華さんに対する言動についてほぼ全てを認めた上でその言動が知華さんの自殺に影響を与えたことを認めたということです。
【知華さんの母親】
「人の命を奪った事実を重く受け止めて生きる中で気付いてほしいという思いがあります」
知華さんの両親は残りの同級生３人については裁判を続けるとしています。