堺市立中の体罰事案放置 指導主事ら2人を懲戒処分
産経新聞 2022/7/22(金) 15:47配信
堺市立中学校での体罰行為が調査されないまま放置されていた問題で、市教育委員会は22日、体罰を行った男性教諭(30)と、担当課内で報告を怠った男性指導主事(35)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。
市教委によると、野球部顧問だった教諭は令和2年11月から3年12月にかけ、部員7人の態度に立腹して胸を押す、胸ぐらをつかむなど5件の体罰行為をしていた。
また、指導主事は昨年12月下旬に校長から事案の連絡を受け、その後も保護者会の開催などの連絡を受けていたが、担当課内で情報共有していなかった。そのため体罰かどうかを判断する調査委員会が開かれず、事案が放置されていた。指導主事は「解決に向けて学校が対応していると聞き、日々の業務の中で報告が埋もれてしまった」と説明しているという。