市長「遺族心情に寄り添ったと言い難い」 旭川中2女子いじめ…第三者委が最終報告書を答申 遺族は再調査求める
HBCニュース 2022/9/12(月) 18:59配信
旭川の女子中学生へのいじめ問題で、第三者委員会は、12日、旭川市教育委員会に最終報告書を答申しました。
去年、旭川の公園で凍死した状態で見つかった廣瀬爽彩さんについて、第三者委員会は7日、遺族側に最終報告書案を提出していました。
第三者委員会は12日午前、旭川市教委に最終報告書を答申し、市教委がこれを市長に報告しました。
関係者によりますと、最終報告書案には、いじめの事実関係や、爽彩さんの死を自殺とする見解、学校や市教委の対応の問題点が盛り込まれていました。
しかし遺族側は、認められるべきいじめが認められていないことや、いじめと自殺の因果関係が明確に記されていないことを問題視しています。
旭川市 今津寛介 市長
「第三者委員会は当初からスピード感を欠き、委員の交代などたびたび混乱を招いたほか、調査の方法や内容に関しても遺族から再三にわたり初見所や意見書、申し入れ書などが出されるなど、ご遺族の心情に寄り添っていたとは残念ながら言い難い。きょういただいた答申と所見書をしっかりと拝読し、内容を確認したうえで判断してまいりたい」
遺族側は、旭川市に対して所見書を提出し、いじめ防止対策推進法に基づく、再調査を求めています。
9月12日(月)「今日ドキッ!」午後5時台