盗撮した日本人学校の元教諭に禁錮6週間 シンガポールの裁判所
朝日新聞デジタル 2022/9/30(金) 18:00配信
商業施設で女性のスカートの中を盗撮したとして、シンガポールの裁判所は30日、シンガポール日本人学校の元教諭の男性(41)に禁錮6週間を言い渡した。男性は罪を認めており、判決は確定する見通し。
起訴状によると男性は今年2月25日、シンガポール西部のショッピングモールで、携帯電話を使って女性(29)のスカートの中を撮影した。男性は6月に逮捕・起訴されていた。
シンガポールの刑法は、胸部や性器などの盗撮行為に対して2年以下の禁錮や罰金、むち打ち、あるいはその組み合わせという刑罰を設けている。
この男性は福岡県教育委員会からの派遣だった。事件を受けて福岡県教委は8月、男性を懲戒免職処分にしていた。(シンガポール=西村宏治)
福岡県教育委員会に所属する教師2人の懲戒免職処分が26日発表されました。そのうち1人は、日本人学校に派遣されたシンガポールで、盗撮したとして警察に逮捕されていました。
26日付で懲戒免職処分となったのは、大川市の小学校に所属する41歳の男性教師と、県立学校に勤務する30代の男性教師です。
県教委によりますと、41歳の男性教師は2020年からシンガポールの日本人学校中学部に派遣されていましたが、今年2月、現地のショッピングモールで女性のスカートの中を盗撮したとして警察に逮捕されました。
また30代の男性教師は2020年6月頃から今年5月までの間、勤務先の学校に通う女子生徒にわいせつな行為を行っていました。
被害生徒が別の職員に相談して発覚したということです。
県教委はこの学校の校長を早期発見ができなかったなどとして戒告処分とし、「わいせつ行為の防止に向けた指導を改めて行うよう、市町村の教育委員会に依頼する」としています。