【園児虐待事件】不適切な保育なくす研修会 保育施設の関係者対象 静岡県がオンラインで12月27日開催
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2022/12/31(土) 22:10配信
静岡県裾野市の保育園で起きた園児虐待事件を受けて、静岡県は12月27日、オンラインで不適切な保育を防ぐための研修会を開いた。
裾野市の「さくら保育園」では、元保育士3人が園児に対し、暴行した疑いで逮捕された。
この虐待事件を受けて県は27日、県内全ての保育園や認定こども園など約1000施設を対象にオンラインで研修会を開いた。講師を務めた常葉大学短期大学部の西田泰子特任教授は「職場環境によって不適切な保育が誘発される」とした上で、「保育士が余裕をもって園児に向き合える環境が大切」と話した。
常葉大学短期大学部 西田泰子特任教授
「何かが起きた時にみんなが気づけるような体制、誰にでも起きうるが、どうやったら防げるかということについて、園全体が考えていく、一人ひとりが考えていくことが大事だと思っています」
県は、参加した保育園などに対し、日ごろの保育について振り返り、話し合った内容を報告するよう求めている。