県立高校バスケ部の女子生徒「外部コーチからパワハラ」 山形県に損害賠償求める裁判 県は棄却求める

県立高校バスケ部の女子生徒「外部コーチからパワハラ」 山形県に損害賠償求める裁判 県は棄却求める
テレビユー山形 2023/1/31(火) 19:36配信

山形県村山地方にある県立高校の女子バスケットボール部員が、外部コーチから暴言や理不尽な指導といったパワーハラスメントを受けたとして、県に対し、330万円の損害賠償を求める裁判の第一回口頭弁論が、きょう(31日)、山形地方裁判所で開かれました。山形県は請求の棄却を求めています。

訴状によりますと、おととし4月、村山地方にある県立高校の2年生だった女子生徒は、所属するバスケットボール部の外部コーチから、身長が低いことを理由に、コート上で「動くな」「シュートするな」などと理不尽な指導を受けたとしています。

その結果、女子生徒は精神状態が不安定になり、「自律神経失調症」と診断されたということです。

さらに、試合で過呼吸の発作を起こした際も、コーチや顧問がおよそ20分間、救護せず、放置され、これをきっかけに部活に行けなくなったと訴えています。

また、ほかの部員からは、「被害者ぶるな」などと言われ、その後のいじめに発展したとしています。

女子生徒は、一連のことが起こったのは、県が適切な対応を取らなかったためだとしていて、県に330万円の損害賠償を求めています。

県は、女子生徒の訴えを全面的に否認し、請求の棄却を求めていて、「今後の裁判の中で明らかにしていく」としています。

次の裁判は3月7日に開かれます。

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