重傷ひき逃げの元小学講師に有罪 福岡地裁小倉支部が判決

重傷ひき逃げの元小学講師に有罪 福岡地裁小倉支部が判決
西日本新聞 2012年10月19日 13:18

 車で男性をはね、重傷を負わせて逃げたとして、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた福岡県中間市鍋山町、元小学校講師中島綾乃被告(24)に対し、福岡地裁小倉支部(結城剛行裁判官)は19日、懲役1年2月、執行猶予3年(求刑・懲役1年4月)の判決を言い渡した。

 結城裁判官は判決理由で「小学校講師の仕事を失いたくないという動機は身勝手」と指摘。一方で「事故の約7時間後に自首している」と執行猶予を付けた理由を説明した。

 中島被告は捜査段階や公判で「酒を飲んだ帰りで怖くなって逃げた」と飲酒後の事故であることを認めたが、自首後に基準を超えるアルコール分は検出されなかった。

 判決によると、中島被告は7月30日午前3時ごろ、中間市内で軽乗用車を運転中、新聞配達の男性=当時(40)=をはね、骨盤骨折の重傷を負わせ、そのまま逃げた。

=2012/10/19付 西日本新聞夕刊=

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