バチカン枢機卿の葬儀に抗議活動、少年への性的虐待容疑で逆転無罪 豪州

バチカン枢機卿の葬儀に抗議活動、少年への性的虐待容疑で逆転無罪 豪州
ロイター 2023/2/3(金) 12:01配信

オーストラリアのシドニーで2月2日、ローマ法王庁(バチカン)財務事務局(財務省)長官だったジョージ・ペル枢機卿の葬儀が行われた。1990年代に聖歌隊院の複数の十代男児に性的虐待を働いたとして13カ月間収監されたことがあり、葬儀では枢機卿への抗議活動が行われた。2020年には最高裁で逆転無罪を言い渡されている。

豪シドニーで、バチカンの元財務省長官・ペル枢機卿の葬儀に抗議行動が起きた。
ペル枢機卿は聖歌隊の十代男児への性的虐待の容疑で告発されたが、2020年に最高裁で逆転無罪になっていた。
デモ隊はルートを変更し、大聖堂に隣接する道路に集まることに同意した。
葬儀には数千人が参列、会場外の大スクリーンでも人々が見守った。
ペル枢機卿は1月、股関節手術後の心臓の合併症により81歳で死去。遺体は入院先のローマに安置されていた。
アボット元首相ら、豪州の著名な政治家らがペル氏を追悼した。
豪州のアボット元首相
「ペル氏は私が知る限り最も偉大な人物であり、信仰が逆境に耐える力であるならば、彼以上の広告塔はいない」
近くの公園ではLGBTコミュニティを中心とする数百人の抗議者がペル枢機卿を非難していた。
枢機卿は、メルボルン大司教を務めていた1990年代に、聖歌隊の十代の男児2人に性的虐待を働いたとして有罪判決を受けたが、2020年に最高裁で逆転無罪となり、13カ月の服役の後、釈放された。無罪判決後ローマに住み、教皇フランシスコと何度か会談した。
性的虐待の被害者の代理人、ラッセル・マンサー氏
「ペル枢機卿は小児性愛の推進者で、それ以外の何者でもない。子供を傷つけ、子供を虐待しても構わないと考えていた男なのだ」
2月1日、大聖堂のフェンスに沿って抗議者らが結んだカラフルなリボンが、内部から来た人々によって取り外され緊張が走った。このリボンは、性的虐待の幼い犠牲者に与えられた苦痛の象徴だという。

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