告発文入手「お前はクビだ」学長が教員にパワハラか 青森公立大学・学内調査開始 学長「覚えていない」
ATV青森テレビ 2023/2/28(火) 18:39配信
青森公立大学の複数の教員が、学長からパワーハラスメントを受けたと大学に相談していて学内の委員会が調査してることが関係者などへの取材でわかりました。
「学長の機嫌が悪いときは、お前はクビだと怒鳴り散らします」「私に無断で業務を行ったので懲戒解雇だ」これは青森テレビが関係者から入手した告発文の内容です。青森公立大学の香取薫学長が学内で行ってきたパワーハラスメントの一部だとしています。大学は取材に対し、2022年12月、香取学長から受けたハラスメントに関する相談が3人の教員からあったことを認めた上で、2月2日から学内のハラスメント防止対策委員会が当事者に聞き取り調査を行っていると回答しました。
告発文には、香取学長がテーブルを蹴るなどした行為も記載されていて、ハラスメントは把握できるものだけで数十件を超え、声をあげられず大学を去る教員や、自殺を考える者もいるとしています。
委員会の聞き取りに香取学長は、「詳細な部分は覚えていない」としながらも、「強く叱ったという認識はある」と話しているということです。大学は、今後の対応について「規定に則って粛々と事実確認をしている」とコメントしています。香取学長は2006年に教授として勤務し、2012年から学長を務めています。