学生への研究指導を拒否、神戸大が准教授を懲戒処分 被害学生は影響で自主退学に

学生への研究指導を拒否、神戸大が准教授を懲戒処分 被害学生は影響で自主退学に
神戸新聞NEXT 2023/3/3(金) 17:58配信

 神戸大は3日、学生への指導を拒否するなどした50代の男性准教授を停職4カ月の懲戒処分に、学生に暴言を吐いたとする60代の男性准教授をけん責の懲戒処分にしたと発表した。

 神大によると、50代の男性准教授は2021年から22年にかけ、研究者を志す学生に指導を拒むような言動を繰り返した。学生は研究分野と指導教員を変えざるを得なくなり、大学院に進んだが、今月退学するという。このほか准教授は指導する学生に他の学生の成績を見せていたといい、事実関係を認めている。

 一方、60代男性准教授は21年5月ごろ、指導する学生に「おまえみたいな成績の悪いやつが研究を楽しいと思えるわけがない」などと言い、学生は適応障害を発症した。別の学生にも20年11月〜21年7月ごろ、反論や意見を認めず「言われるまま、言うとおりにやったらいい」などと制し、学生は抑うつ状態になった。准教授は「私はそういうことはしていない」と話しているという。

 いずれも学生が大学に相談して発覚。ハラスメント行為に該当すると判断した

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