子供を守る わいせつ教員復職制限にDB運用、「無犯罪証明」制度新設 性犯罪対策が本格化
産経新聞 2023/3/31(金) 17:48配信
子供を性犯罪から守る取り組みや新制度の検討が4月から本格化する。わいせつ行為で免許を失効するなどした元教員の復職を制限するため、当該教員の情報を記録したデータベース(DB)が1日に運用開始。同日発足のこども家庭庁では目玉政策として、性犯罪歴のある人が子供に接する職種に就けないようにする新たな施策の導入を進める。ただ人権などへの配慮に懸念の声もあり、制度化には紆余(うよ)曲折が見込まれる。
わいせつ教員への復職制限は、令和4年4月施行の「教員による児童生徒性暴力防止法」に基づき実施。少なくとも過去40年間に性暴力などで有罪判決や懲戒処分を受け、免許が失効や取り上げとなった人の氏名や生年月日、免許状の番号、失効の年月日やその理由などをDBに登録した。
同法は教育委員会や学校法人に教員採用時のDB検索を義務付けており、所管する文部科学省は今年3月24日、全国の教委などに留意点を通知した。
具体的には、新たに教員を採用する際は常勤、非常勤などの雇用形態に関わらず、全てのケースでDB検索するとした。処分歴を隠すために改名している場合もあるとして、大学の卒業証書などに記載された氏名の確認も求めた。
男性から申告がなく、県教委も確認していなかった。今回の通知では、DB検索せずに性暴力が再び起こった場合、採用側が損害賠償責任を負う可能性があることも明記した。
子供関連政策の司令塔となるこども家庭庁では、教育現場にとどまらず、子供の性被害防止に向けた包括的な制度作りも動き出す。英国の政府系機関「DBS(Disclosure and Barring Service)」をモデルとした「日本版DBS」と呼ばれる仕組みだ。
DBSは「前歴開示および前歴者就業制限機構」を意味する組織。「18歳未満の子供に1日2時間以上接する全サービス」への就職希望者はDBSを通じ、性犯罪歴がないことを証明する「無犯罪証明書」の交付を受け、雇用主側に提出する必要がある。教員以外にも保育士やベビーシッターなど対象は多岐にわたり、犯歴がある人の雇用や受け入れを網羅的に防ぐ。
国内ではベビーシッターらによるわいせつ事案が相次いだ令和2年ごろから、日本版DBSの導入を求める声が高まっていた。
同庁関係者らによると、日本版の制度設計では、無犯罪証明書の提出を課される職種の設定が、重要な検討課題となる。
国家資格のほか、学習塾やスポーツクラブ、放課後児童クラブの職員など資格不要の職種も想定される一方、憲法が規定する職業選択の自由を侵害するとの見方がある。「加害者の更生を妨げる」との懸念も出ており、制度化には相応の時間を要することが見込まれる。
子育て支援に取り組み、日本版DBSの必要性を訴えてきた認定NPO法人「フローレンス」(東京)の駒崎弘樹会長は、「子供を狙った性犯罪は、再犯率が高いというデータがある。仕事の選択肢を全面的に奪うのではなく、子供に関わる仕事には就かないようにしてもらいたいという趣旨だ」と理解を求める。
その上で「英国ではボランティアにも無犯罪証明書の提出を求めている。自ら声を上げにくい子供たちを守るには、DBSのように未然防止的な施策を取り入れるのが最善で、早期成立を求めたい」としている。(中村翔樹)
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実際に改名して再犯した例
大田知宏→大田智広
古畑(→近藤→橋本)正仁
あと、当ブログでも「不起訴になったんだから削除しろ」という要請がコメント欄にもあり、実際にlivedoorにもきていて削除されています。
不起訴されたわいせつ教員もDBで確認できないと、非常にまずいと思います。